救命設備
小型船舶用救命胴衣 固型式
作業用救命衣・型船舶用救命胴衣兼用 | 作業用救命衣・型船舶用救命胴衣兼用 |
日本船具(株)NS-3Z-Ⅱ黄色 表 | 日本船具(株)NS-3Z-Ⅱ黄色 裏 |
作業用救命衣・型船舶用救命胴衣兼用 | 作業用救命衣・型船舶用救命胴衣兼用 |
日本船具(株)NS=SL=VI 表 | 日本船具(株)NS=SL=VI 裏 |
膨脹式
作業用救命衣・型船舶用救命胴衣兼用 | 作業用救命衣・型船舶用救命胴衣兼用 |
藤倉航装(株)FN-70S 表 | 藤倉航装(株)FN-70S 裏 |
作業用救命衣・型船舶用救命胴衣兼用 | 作業用救命衣・型船舶用救命胴衣兼用 |
藤倉航装(株)WP-2 表 | 藤倉航装(株)WP-1 裏 |
小型船舶用救命浮環 | 無修正型磁気コンパス(BOX入り) |
小型船舶用信号紅炎 | 小型船舶用粉末消火器 |
航海用具
形象物
球形形象物 | 円すい形形象物 |
鼓形形象物 |
救命胴衣とは
救命胴衣とは
船舶で海上を航行中に、何らかの理由により会場に避難せざる得なくなった時、大型の旅客船などでは救命艇や救命いかだ等の救命設備で脱出するが、小型船舶等の場合で救命いかだ等の設備が備わっていない場合は、直接水面に飛び込み救助を待つことになる。
このような時に、頭を水面に支えて浮いているためには救命胴衣が必要となる。
救命胴衣は、チョッキ又は首にかける形をしており、主に人間の上体に水に浮く浮力隊を固定することで、呼吸を確保しながら水面上に浮いていられるものである。
救命胴衣の種類
- SOLAS型
一般船舶に搭載されているもので、主に退船時に着用する。外洋における使用を考慮して、高い口元の高さや意識喪失時の自己復正性能等、水中における性能を重視したものである。
- 小型船舶用救命胴衣
小型船舶に積まれている救命胴衣で、着用しても身体の動きをあまり妨げないよう軽くまた比較的薄く作られている。 浮力は少なくとも7.5kgの鉄片を水中に吊り下げて浮いている程度のものを持っており、リラックスして浮くことが出来る。
- 作業用救命衣
本来は、船舶の上で作業をする人たちが安全のために作業中着用するものだが、性能的には、小型船舶用救命胴衣とほぼ同等なため、それを兼ねるものとして承認されているので小型船舶用救命胴衣としても使用することができる。
救命胴衣の構造
- 固形式
浮力体として、発泡プラスチック等の固形の浮力材を使用したもので、シンプルな構造のため、特別な点検整備を要しない。
- 膨張式
炭酸ガスで気室を膨張させることにより浮力を確保する構造のため、コンパクトに折りたたまれた形状で、身体の動きにほとんど影響を与えない。そのかわり、圧縮炭酸ガスボンベ及びカット装置を内蔵するため、定期的な点検整備が必要となる。水に浸かると自動的に膨張する自動膨張式と紐を引くことで膨張する手動式がある。
- 気体密封式
空気を密封した機密性の気室により浮力を確保するもので、軽く柔らかい着心地が得られる。但し耐用年数が3年程度と限られる。
膨張式救命胴衣の使用上の注意
- 装備されている圧縮炭酸ガスボンベは、一度膨張させると新しいものに交換する必要があります。
- 長期使用する間に、気室布に擦れを生じ、ガス漏れ等の致命的な性能低下を引き起こすことになるため、取り扱いに注意が必要です。(別売で保護カバーもあります)
- 本体の汚れを除去する場合、水をかけて洗浄すると装置が水に反応して膨張してしまうことがあるので、十分に注意が必要です。
- 自動膨張装置に内蔵されているスプール(水を感知して膨張を開始させる部品)が劣化して、作動に時間がかかることもあるので自動膨張式であっても、飛び込む前に手動により膨張させることが望ましい。